2009年08月 | 2009年9月 | 2009年10月
大 中 小 ※ピンク文字の公演に寛也は出演しておりません
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Re:Construction!八王子車人形公演 ~伝承芸能×武蔵野美術大学舞台研究会~
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定期演奏会9月公演
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Re:Construction!八王子車人形公演
~伝承芸能×武蔵野美術大学舞台研究会~
公演日程 2009年09月02日(水)
時間 一部:開演13:30〜
二部:開演18:30〜
演目内容 1.二人三番叟
2.伊達娘恋緋鹿子
3.東海道中膝栗毛
4.洋舞

出演:竹本綾之助、竹本土佐子、鶴澤寛也、鶴澤賀寿

*昼の部、夜の部ともに同じ演目です。
会場 府中の森芸術劇場ふるさとホール( ※ホームページ
アクセス方法 京王線「東府中駅」より徒歩7分
料金 A席:2,800円 / B席:2,300円
コメント 年度から武蔵野美術大学有志学生によって発足しましたRe:Construction!は、2009年9月2日、府中の森芸術劇場ふるさとホールを舞台に、「Re:Construction!八王子車人形公演~伝承芸能×武蔵野美術大学舞台研究会~」(出演:八王子車人形一座 制作:武蔵野美術大学舞台研究会)を公演致します。

なかなか触れる機会の少ない、芸能文化-八王子車人形は、簡潔に言うと「一人遣いの人形芝居」。人形は"三人遣いの文楽人形"とほぼ同形ですが、文楽とはひと味違う迫力ある演技が魅力的です。

私たちRe:Construction!は、八王子車人形公演の企画・運営・照明・舞台美術・衣装(洋舞のみ)を手がけます。出演する西川古柳座とRe:Construction!がコラボするのは、この公演のみ!是非お見逃しなく

【チケット取り扱い】
オフィスはなやぐら: [email protected]

【Re:Construction!ウェブ申し込みフォーム】
http://www2.hp-ez.com/hp/rec/rec2/1244472845
定期演奏会9月公演
チラシ 20090917  ※クリックすると大きく御覧いただけます。
公演日程 2009年09月17日(木)
時間 開演18:30〜
演目内容 ゲストに橋本治さんをお迎えします!

>『菅原伝授手習鑑』車曳の段
土佐子、佳之助、越孝、越春、越若、寛也

>橋本治さんのお話

>『菅原伝授手習鑑』寺子屋の段(奥)
駒之助、津賀寿
会場 国立劇場演芸場
TEL:03-3265-7411
料金 3,000円(学生2,000円)
コメント お申込はオフィスはなやぐら( [email protected] )までお願いします。チケットの受付お預け(当日精算)、または郵送(当日精算)の、ご都合よろしいほうをお知らせくださいませ。

定期公演は基本的に解説のない純粋に演奏だけの公演なのですが、今回は趣向をかえて橋本治さんの名解説(ほんとにすごいんです)とともに、国宝・駒之助師の寺子屋をお聴きいただきます。めったにないチャンス、どうぞみなさまお誘いあわせてのご来場よろしくお願いいたします。
後日談

222名さまというたくさーんのお客さま、ご来場ありがとうございました。お天気もとてもよくおかげさまで素晴らしい会になりました。

紋に梅松桜のアップリケも評判だった車曳、橋本さんのとても面白い(笑える、っていう意味ではありません)お話、駒之助・津賀寿コンビの、橋本さんはじめお客さま方絶賛の嵐の寺子屋・・・。終演後ロビーにおりましたら、みなさま本当に満ちたりたお顔でお帰りになり、ありがたさとうれしさで胸がいっぱいでした。

橋本さんは、男性の浄瑠璃は理詰めで演じていくけど、駒之助師匠は理屈でなしに聴かせていく、というような駒之助師の芸に関することや、桜丸はヤンキーで八重はレディースはいってるしい。みたいな橋本節で堪能させてくださいました。


【感想集】
駒之助師匠は、会話文も地の文も、メロディのある部分もない部分も、とにかくなめらかにひとつになって、わーっと物語が流れている、という印象……。なめらか、といっても、けっして波が小さいわけではなく、激しいときは本当に大きく揺れて……! 終わったときは、ふーっと大きなため息。気付かないうちに、張りつめて聞いていたようです。

今日は寛也さんの車曳から橋本治さんのお話、駒之助師匠の寺子屋、ともうご馳走盛りだくさんでした!あ~聴きに伺って本当によかったです。

よかったです。やっぱり、橋本さんの影響は大きいなあ。話もおもしろかったし。これから毎回、きてもらったらどうでしょう?

今日の津賀寿さん、すごくよかったです。気合い十分、という感じで、駒之助師匠の声とともに音が体に響いてくるようでした。今日は最初から最後までメインディッシュのようでお腹いっぱいです。

寛也さんの三味線もなかなかのものでしたが、寺子屋の段、大きな収穫でした。

寺子屋、お二人の呼吸が見事で泣けました。演芸場はいい劇場だと思うのですが、落語でも声が聞きにくい時があります。前の方のお客は問題ないのだと思います。それにしても駒之助師匠の素晴しさは言うことないですが、津賀寿さんの三味線がえらく響きました。いろは送りの少し前から最後まで、半分は彼女の三味線で泣けたと思います。

橋本さんのお話、いつもながら、とてもわかりやすかったです。あらすじに関するお話もよかったのですが、橋本さんによる「駒之助師匠の浄瑠璃」についてのお話が、非常におもしろかったです。

また橋本さんのご解説つきの会があったらうれしいです