2009年07月 | 2009年8月 | 2009年09月
大 中 小 ※ピンク文字の公演に寛也は出演しておりません
定期演奏会8月公演
チラシ 20090819  ※クリックすると大きく御覧いただけます。
公演日程 2009年08月19日(水)
演目内容 >傾城阿波鳴戸 順礼歌の段(口)(けいせいあわのなると じゅんれいうた)
 浄瑠璃:竹本駒之助、三味線:鶴澤賀津女

>順礼歌の段
 浄瑠璃:竹本土佐恵、三味線:鶴澤弥々

>御所桜堀川夜討 弁慶上使の段(前)(ごしょざくらほりかわようち べんけいじょうし)
 浄瑠璃:竹本越春、三味線:鶴澤賀寿

>弁慶上使の段(後)
 浄瑠璃:竹本越孝、三味線:鶴澤弥吉

>天網島時雨炬燵 紙屋内の段(てんのあみじましぐれのこたつ かみやうちのだん)
 浄瑠璃:竹本綾之助、三味線:鶴澤駒治
会場 国立劇場演芸場
TEL:03-3265-7411
料金 3,000円(学生2,000円)
コメント 恒例若手勉強会です。若手に駒之助師ほかベテランの助演、ぜひ応援にいらしてください。
※寛也はおやすみです。

【主催】義太夫協会
TEL:03-3541-5471・FAX:03-3546-2334
(月~金10時~17時・13時~14時休憩)
メール: [email protected]
芸能花舞台リクエスト特選
公演日程 2009年08月20日(木)
時間 開演14:00〜14:45(終了予定)
演目内容 義太夫「新版歌祭文」野崎村の段:
1780年、大坂竹本座で初演。近松半二作。油屋の丁稚・久松と店の娘・お染の物語を主軸に、久松の許婚でありながらも自ら尼となって恋をあきらめるけなげな娘・お光の悲恋を描いている。お光のクドキ、華やかな段切れなど聞き所も多く、春にぴったりの曲である。

・浄瑠璃:竹本駒之助
・三味線:鶴澤津賀寿
・ツ レ:鶴澤寛也、鶴澤三寿々、鶴澤津賀榮、鶴澤賀寿、鶴澤津賀花、鶴澤賀津女
会場 教育テレビ
コメント >【木曜日】14:00〜14:44
>【再:日曜日】23:30~24:14

今年度上半期、好評をいただいた回をアンコール放送する第2回。今回は女流義太夫の世界をとりあげ、その魅力を紹介します。女流義太夫の人間国宝として、揺るぎない地位と実力を誇っている、竹本駒之助さん。

浄瑠璃が盛んな淡路島に生まれ、厳しい中にも厳しいことで知られる四世・竹本越路大夫の唯一の女弟子として基礎から徹底的にたたきこまれました。豊かな声量ときめ細やかな描写で人情の機微を余すところ無く表現するほか後進の指導にも尽力しています。今回は、竹本駒之助の芸と素顔をたっぷりと紹介するほか、女流義太夫の歴史と現状をひも解きます。


(※高校野球中継で本放送が休止する場合があります。予めご了承下さい。)
義太夫協会主催 一日体験教室!
公演日程 2009年08月22日(土)
演目内容 >1:語りコース
時 間:午後2時~4時 
講 師:竹本越若(義太夫協会理事)
参加費:3,000円
定 員:30名(定員になり次第締め切ります)

2:三味線コース
・1回目:11時~1時 鶴澤津賀寿(義太夫協会理事)
・2回目:5時~7時 鶴澤寛也(義太夫協会理事)
・参加費:各5,000円
・定 員:各15名(定員になり次第締め切ります)

※三味線コースは2回ございます。どちらかご都合のよろしい方をお選び下さい。
会場 TKビル3F(東京鴨治床山)
会場住所 中央区日本橋富沢町3-9 TKビル3F
アクセス方法 東京メトロ日比谷線・都営浅草線/人形町駅下車
A4出口から徒歩3分
お問い合わせ 義太夫協会
TEL:03-3541-5471・FAX:03-3546-2334
(月~金10時~17時・13時~14時休憩)
メール: [email protected]
後日談

今回は12名のご参加で賑やかでした。いつもは大体みんな歌舞伎をよく観ていて、次が文楽、女義はゼロかちょっと。って感じなのですが、今回は、歌舞伎率がいつもより低めで、歌舞伎・文楽が同じくらい、なんと女義率も高くうれしいことでした。

体験の中身は、野崎のツレのアタマのとこ、ソナヘ、三重などなど。次回義太夫聴いたとき、歌舞伎みたときに、「あ、これだ!」って分かるようになってぐっと楽しめるようになると思います。義太夫教室中級にもぜひどうぞ。広島・大阪からの参加もあり。ありがとうございました!

納涼・女流義太夫ミニコンサートIII at ほり川
公演日程 2009年08月23日(日)
時間 開場:14:30
開演15:00〜
演目内容 演奏『絵本太功記 尼ヶ崎の段』
竹本越孝、鶴澤寛也

そのほか義太夫節、三味線、あらすじの解説、一口お稽古など盛りだくさんの予定。
暑さなんてふきとばせ~(^^)v
会場 稽古舞台ほり川
アクセス方法 新宿南口から徒歩5分
料金 3,000円(学生1,000円)
お問い合わせ 義太夫協会
TEL:03-3541-5471・FAX:03-3546-2334
(月~金10時~17時・13時~14時休憩)
メール: [email protected]
コメント ギダユウってなあに?三味線ナマで見たことも聴いたこともない。っていう方、大歓迎~。司会は八重洲座でもお世話になった、おなじみ古典芸能好きの翻訳家・金原瑞人先生です♪本好きのかたもぜひどうぞ~。
※終演後会場にてミニパーティあり(会費1000円)

【主催】オフィスはなやぐら( [email protected]

【後援】(社)義太夫協会

※ご予約時にはお名前(フルネーム)とお電話をお願いします。チケットはありませんので、当日受付でお名前をおっしゃってご精算をお願いいたします。パーティーは当日のお申込み可能です。
後日談

満席、ありがとうございました。内田樹先生ブログ経由の方も数名いらしてありがたいー。

まずは金原先生と寛也の掛け合いで、義太夫節全般・三味線についての簡単なお話を。おつぎは先生のあらすじ解説。床本を読みながら、ちょっと説明を加えていかれます。これ、法政の授業でも学生にたいへん好評だったやり方だそうで、こんどもとても好評でした。それにだいぶ予習をなさったようで、充実した解説ぶり。先生、新境地?金原HPの近況報告8月23日号もぜひご覧下さい。

つぎは「一口おけいこコーナー」で尼ヶ崎の段より『操のクドキ』を、講師は越春ちゃん。まず素読みしたり、飄々と的確な説明を加えてのお稽古は、びっくりするくらいみなさま大きな声をだして一緒に語ってくださり、大盛り上がりでした。

休憩のあと第二部は越孝さんの尼ヶ崎。これがまたものすごい迫力で、本来でしたら女性にはどっちかというと向いていない部分なのですが、なんのなんの、ぐいぐいとお客さまを段切れまで引っぱっていかれてものすごい拍手でした。寛也の演奏は・・・?

終了後はミニパーティーでこちらもたくさんご出席。きのうの体験教室にいらした広島と大阪の女性も参加。半世紀にわたる女義のご常連さまはいつもながら静かにお名前を、べつのご常連さまの「女義と度重なる病気の関係」?のお話には全員爆笑(越孝さんの浄瑠璃に当たった???)、また寛也の亡父の新宿高校時代の教え子Sさんの音頭とりで関係の方々が何人もおいでくださり、私が生まれた時のことを学級日誌に書いた方がそれを読んでくださったりと、とても和やかかつ楽しい会となりました。

実はこの日一番かんやが緊張したお客さまは、早稲田の院で太功記を研究してるMちゃんでした~。みなさまありがとうございました。また今回もボランティアで出てくださった金原先生に心より感謝申し上げます。4月7月8月と主催の会が続き、また生来の欲ばり(らしい)で盛りだくさんにしすぎちょっと反省するところもあり、これから会のやり方を変えていかなきゃならないかなあ、と思っています。またいろいろ工夫していきますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

「納涼・江戸を遊ぶ」
大川遊覧と屋形船で愉しむ義太夫の宵
公演日程 2009年08月25日(火)
時間 開演18:00〜20:30(終了予定)
演目内容 神田かるちゃー倶楽部 ・明神塾特別企画
コーディネート:田中優子

>「生写朝顔話」宿屋の段~大井川の段
・浄瑠璃:四代目竹本綾之助
・三味線:鶴澤寛也
会場 船宿は浅草橋・野田屋( ※ホームページ
料金 15,000円(お料理&飲み放題つき)
お問い合わせ 神田明神・明神塾:03-3254-0753(担当:鳥居・清水)
この催しは、義太夫協会・寛也では受付をしておりません。上記へお願いします。
後日談

お天気もよく暑すぎず、とっても屋形船日和でした。浅草橋の野田屋さんを出発したのは6時、まだ明るいですが30分ほどかけてお台場に行く間に、だんだん日が暮れてきていやます風情。

お台場到着までに田中先生が解説などしてくださって、エンジンがとまったところで演奏開始。実はいちばん心配してたのは、湿気でもなんでもなく、「揺れないか?」ってことだったんです。ほとんど揺れないっていうお話だったですけど、揺れました、少し。考えてみればいくら止まってても水の上ですからねー。でも演奏できないとかたいへんっていうほどではなく、30数分の演奏は滞りなく終了。

綾師の美声にはお客さまみな感動で、口々にいろんな感想を述べられていました。また綾師の声にお返事するかのように、なんとかもめさんが掛け合いで啼いたのですよ~。芸がわかってるねえ。

また白の着つけ(舞台衣装)に紫の紗の肩衣というとこに魅せられた方も多かったようでした。先月の明神塾でも感じたことですが、みなさま心から楽しんでくださってその気持ちをストレートにお伝えくださるので、こちらのお仕事はとても嬉しく楽しいです。

田中先生のお人柄とともに、塾スタッフのみなさま(禰宜さんとかだよ!)の気配りがこの雰囲気を下支えしてらっしゃるんだろうと思います。見習わなきゃ。あ、演奏後はもちろん宴会参加、穴子のてんぷらが特に美味でした~。