2006年10月 | 2006年11月 | 2006年12月
大 中 小 ※ピンク文字の公演に寛也は出演しておりません
越道一門おさらい会(つれづれ会)
公演日程 2006年11月05日(日)
時間 開演13:00〜
会場 お江戸 日本橋亭
TEL:03-3245-1278( ※ホームページ
会場住所 東京都中央区日本橋本町3-1-6 日本橋永谷ビル1F( ※地図
アクセス方法 ・銀座線『三越前駅』出口A10番より徒歩2分
・JR『新日本橋駅』徒歩2分
・JR『神田駅』徒歩7分
料金 無料
お問い合わせ お江戸日本橋亭
コメント 竹本越道師匠のところのアマチュアのお弟子さんのおさらい会で、寛也もお2人弾かせていただきます。
後日談

寛也担当はマキコちゃんの阿波の鳴門。25歳だしかわいいし。お友達がいっぱい来て「すごいねえ」って感激してました。2つ目はエリちゃんの草履打。岩藤は憎々しげ尾上は健気、たいへんけっこうでした。満94歳の越道師匠、最初から最後まで舞台袖で聞いてらして、終わりのご挨拶では舞台にお出になり、お客様は大喜び。

第39回朝重リサイタル
公演日程 2006年11月08日(水)
時間 開演14:00〜16:30(終了予定)
演目内容 『伊賀越道中双六』 沼津の段
竹本朝重、鶴澤友路、ツレ/胡弓:鶴澤寛也

新作『貧乏神と福の神』
竹本朝重、鶴澤友路、ツレ:鶴澤寛也
会場 日本橋劇場(日本橋公会堂内)
TEL:03-3541-5471
会場住所 中央区日本橋蛎殻町1-31-1
アクセス方法 ・半蔵門線水天宮6出口、徒歩2分
・日比谷線人形町A2出口、徒歩5分
・東西線茅場町4a出口、徒歩7分
料金 4,000円
お問い合わせ 義太夫協会
TEL:03-3541-5471・FAX:03-3546-2334
(月~金10時~17時・13時~14時休憩)
メール: [email protected]
コメント 朝重師匠のリサイタルは今回をもって一区切りです。朝重・友路コンビの定評ある沼津と文楽の故・鶴澤重造師(朝重師のお師匠さん)作曲の楽しい新作・貧乏神と福の神の贅沢な2本立て。ぜひ賑々しいご来場を!
後日談

大盛況。ご挨拶でも言ってらしたように、朝重師は肝臓がんで今年すでに5回の入院をされています。5回目は、「○○のリハーサルがあるので○日に退院しないとなりません」とご自分で治療日を短縮してN大病院の誠実な主治医を仰天させた師匠。

正直申して寛也もちょっと心配でないこともなかった・・・のだけど沼津70分・新作30分をきちんとおつとめになり、それはまったく杞憂だったわけです。もちろん92歳の友路師匠もあいかわらずばりばり。。重造師のお弟子でいらした浅造さんは、新潟から重造師形見のお着物一式をお召しでお越しで、みんな大感激。

忠臣蔵を聴く(国立劇場主催公演)
公演日程 2006年11月11日(土)
時間 開演13:00〜15:15(終了予定)
演目内容 一部『おかる勘平をめぐって』
清元「落人 道行旅路の花聟」
浄瑠璃:清元清栄太夫 三味線:清元栄吉 他

義太夫「仮名手本忠臣蔵」六段目 身売りの段
浄瑠璃:竹本朝重 三味線:鶴澤寛也

 
二部『祇園の内蔵助』 
地歌「狐火」
三絃:富山清琴

長唄「有喜大尽」
唄:東音皆川健 三味線:東音味見亨

おはなし:後藤美代子(フリーアナウンサー)
会場 国立小劇場( ※ホームページ
料金 4,000円(全席指定)
お問い合わせ 寛也、国立劇場
コメント 国立劇場開場40周年の記念公演のひとつ。ちょっと変わった視点から忠臣蔵を見直してみる・・・企画の妙といえましょう。色々なジャンルの邦楽を聴いてみたいという方にもおススメです。
後日談

こういう催しに朝重師のような大物が出演のときは、たいてい勘平腹切(切腹・せっぷくではなく、腹切・はらきり。ちなみに判官切腹はせっぷく)の段。今回はその前の軽めの場、身売りという珍しい趣向。これが評判よかったのです。

どちかというとクライマックス前の説明部分になりがちですが、師匠がじっくり語られたので、売られるお軽の悲しみや勘平の苦悩はもちろんのこと、お軽の母、おかやの、娘を思う気持ちがひしひしと感じられて・・・みなさん泣いちゃったそうです。

帰りがけ劇場近くでお茶をのんでいたら、知らない女性に「きょうはじめて女流義太夫をきいたけどすばらしかったわぁ」と声をかけていただき感激。おニューのスーツ着ててよかった!じゃなくてー・・・。

女流義太夫定期演奏会
公演日程 2006年11月16日(木)
時間 開演18:30〜
演目内容 『仮名手本忠臣蔵』三段目 殿中刃傷の段
竹本朝重、竹本越孝、竹本綾之助、竹本越京、鶴澤三寿々

『『太平記忠臣講釈』喜内住家の段
竹本駒之助、鶴澤津賀寿
 
『『仮名手本忠臣蔵』八段目 道行旅路の嫁入
竹本土佐子、竹本土佐恵、竹本佳之助、竹本綾一、鶴澤寛也
鶴澤駒治、野澤喜恵博、鶴澤弥々(初舞台・竹本弥乃太夫門下)
会場 国立劇場演芸場
TEL:03-3265-7411
料金 2,500円(学生:1,500円)
お問い合わせ 義太夫協会
TEL:03-3541-5471・FAX:03-3546-2334
(月~金10時~17時・13時~14時休憩)
メール: [email protected]
コメント ■義太夫協会HP: http://www.gidayu.or.jp/

やっぱり日本の年末は忠臣蔵なのだ。第9じゃないぞ。でも寛也の第1期のお弟子S女史は何年か前まで第9も歌っていたのでした。八段目の道行は道行のなかでも1、2を争う名曲。すき~。小浪の愛らしさ・切ない恋心をどう表現できるか・・・課題です。

今気づいたけれど、ふつう”第9”とは書きませんねえ。横書きでも”第九”だ。そして八段目も8段目とは書きにくいなあ・・・。伝統芸能系が漢数字なのは基本が縦書きだからだけど、”第九”も漢数字で固有名詞化してるのでしょうか?
後日談

弥々さんの初舞台で、お客さまはたくさんだしケーブルTVが入るしで華やかでした。おなじみ刃傷は朝重師の師直、人格者の師匠がいやみたっぷりを演じられるからこその面白さ。しかも師匠はこの役、けっこうお気に入りとか。女流では珍しい喜内住家では駒之助師の魅力全開、津賀寿さんもばりばりとかっこよかった。そしてわれらが八段目、いかがでしたでしょうか。

8人揃って稽古すること自体けっこう大変な今の女義ですが(文楽のように続けての興行形式ではないので、定期演奏会のほか、それぞれ自分の受けた仕事で全国各地、はたまた海外に行く・アマのお弟子さんを教える・これだけでは食べられないのでお勤めやバイトをする・子育て中である・他の稽古であちこちの師匠宅へ伺うー大阪の場合もあるー・自分たちだけの稽古をする等)、それでも皆なんとか時間を合わせ何度も稽古を重ねました。もちろんなかなか思うようには行かないのが芸というものですが・・・。

第616回 三越名人会「雪」
公演日程 2006年11月24日(金)
演目内容 舞踊 お七 藤間藤太郎
竹本駒之助、竹本綾之助、鶴澤津賀寿、鶴澤寛也
会場 三越劇場
TEL:03-3274-8673
料金 6,800円(全席指定)
お問い合わせ 三越劇場
コメント 雪をテーマに清元・地唄舞・落語・舞踊(義太夫物)をお楽しみください。司会はおなじみ後藤美代子さん。
後日談

三越劇場はやっぱり格調高くていいですねー。名人会なのに名人でもない寛也が出るのもなんですけど・・・でも(出演者等をお決めになる委員さんの)藤田洋先生に、「三味線は津賀寿・寛也のお2人で、ってぼくの希望がかなってうれしい」といって頂きものすごくうれしかったです。