2012年03月26日(月)
3/26日(月)読売新聞夕刊にはなやぐらの会の取材記事が掲載されました

読売新聞サイトより
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/trad/20120326-OYT8T00666.htm
鶴沢寛也が公演…女流義太夫の魅力広めたい
女流義太夫三味線の鶴沢寛也が、自身が主催する公演「はなやぐらの会」(4月8日午後1時、東京・四谷の紀尾井ホール)で、人間国宝の浄瑠璃語りの竹本駒之助の胸を借り、「近頃河原の達引堀川猿廻しの段」を弾く。
人情の機微を描く名作の演奏に、寛也は「常連の観客はもちろんありがたいが、より広く女流義太夫の魅力を知ってもらえる会に」と話す。
年1回開催してきた「はなやぐらの会」は今年で9回目。遊女の娘と恋人が死出の旅に出るにあたり、娘の母と兄が万感の思いで送り出す「堀川猿廻しの段」は、駒之助得意の作品だ。寛也は「3年前にツレ(助演)で演奏し、改めて素晴らしい作品と思って演目を決めたが、実際に稽古を始め、奥深さを知った」と神妙に話す。
前半の地歌「鳥辺山」、後半の「猿廻し」が山場。「三味線弾きとしていつか演奏したいと思っていた名曲。シン(メーン奏者)で務められるのはこの上ない幸せ」と笑顔を見せた。俳優の篠井英介がゲスト出演、女性ならではの女流義太夫の魅力について語る。(電)03-3541-5471。