2009年03月25日(水)
はなやぐらの会の取材記事掲載(毎日新聞夕刊)
はなやぐらの会の取材記事が、産経新聞は朝刊に、毎日新聞は夕刊に出ました!

以下、記事本文です。


楽屋ばなし:鶴澤寛也 自主公演で「寺子屋」

女流義太夫三味線の鶴澤寛也が4月19日午後1時から東京・紀尾井ホールで、自主公演「第6回はなやぐらの会」を開催する。演目は「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ)」の「寺子屋」。女流義太夫の人間国宝、竹本駒之助の語りだ。

失脚した菅原道真の息子の秀才は、源蔵と戸浪の夫婦によって寺子屋にかくまわれていた。松王丸は秀才を討てとの命を受け、検分に訪れる。道真に親以来の恩義がある松王丸には考えがあった。

寛也は大学在学中に義太夫三味線を始め、1984年に鶴澤寛八に入門。85年に国立文楽劇場で初舞台を踏んだ。2004年に主宰の「はなやぐらの会」をスタートさせ、毎年公演を行っている。

「寺子屋」を弾くのは3回目だが、「駒之助お師匠さんと一度勉強させていただきたいと思っていました」。目標は「あんたに弾いてもらったら、やりやすい」と太夫に言われる三味線弾き。「お師匠さんの邪魔にならず、引き立てられるような三味線になれればと思います」。

問合せは義太夫協会TEL03-3541-5471
(文:小玉祥子)